幼児期は、人間形成の基礎を培う上で、とても重要な時期です。この時期の子ども達は、あそびを通して様々なことを学んでいます。つまり、子どもにとって“あそび=学び”であり、自ら働きかけたり、その影響を受けながら、日々の生活の中で総合的な学習をしています。

 青山よさみ幼稚園の自然に囲まれた豊富な環境、子ども同士や教師の関わりを通し、一人ひとりの子ども達が新しいことを発見し、自ら考え、そして行動します。夢中になって取り組んでいる子ども達の瞳は、キラキラと輝いています。
 そんな子ども達に出会い、時を重ね、共に喜びや悲しみを感じ、素直に表現することができる、豊かなこころを育てていきたいと私たち教職員一同、願うとともに、こだわりを持って保育を行いたいと思っています。


 自然との触れ合いは、子どもたちの発達にとって重要な意味があると考えています。

 それは、人工物のように人間が考えた単純な世界ではなく、複雑で変化に富み、子どもが予測した反応とは異なった反応が返ってきます。それだけに、得られるものは大きいと考えています。また、虫、草花、そして作物などの生き物と関わる時の、素朴で温かい感触は、子どもたちの心を解き放ち、ホッとした気持ちにさせてくれます。そして、自然を愛する優しい心、生きる力を確認していきます。



 自立の第一歩は、自分のことは自分で出来ることです。ひとりでできなかったことが、失敗をくり返してできるようになります。

 また、友だちと接し関わることにより、互いに影響しあい、支えあい、そして学びあいつつ育つ子どもたち。


 子どもたちは環境と接するだけでなく、様々な手段を通じ、自分の思いを表現し、友だちや先生と関わりあって満足感を高めていきます。

 それは、身近な素材を用いた活動から、楽器に挑戦する音楽活動などを通し、一人ひとりの力を合わせれば、大きな力になることの難しさと、同時にすばらしさを学んでいきます。
 子どもの活動や発達に応じた援助を行うことによって、はじめて主体性と共に、社会性が芽生えてくるのです。


 本園では考える意欲や成功の喜びを育てる教材として『めざましあそび』を用いています。

 本来、子どもたちはいろいろなものに興味を持ち、探索しようとする“小さな科学者”です。その探索活動を通し、子どもたちは身近な環境や自分自身に目を開いていきます。『めざましあそび』は、子どもの思考エネルギーとなる、興味や意欲を育むことを目的とした教材です。
 変化する社会環境に応じ、現状の教材に満足するのではなく、文部省認可社団法人 日本幼年教育会研究指定園として、現在も適切な教材の開発に取り組んでいます。